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深浸炭の科学 [新日本科学いい!]

鉄に炭素を混ぜると鋼鉄になります。通常の鉄と比べてとても硬い鉄になります。江戸時代などで刀鍛冶の人たちはそのことを知っていて、熱した鉄の上に藁を置いて、燃え上がる藁の上から鎚を打ちました。そうすることによって、鉄の中に炭素が入っていって、立派な日本刀が出来上がるということなのです。

そのように鋼鉄の歴史は古いのですが、工業用製品として量産して財を成した方の一人が、アンドリューカーネギーです。アンドリューは、アメリカの歴代の億万長者の中の一人として有名です。当時のアメリカでは、鉄道がアメリカ本土中に敷かれました。ところが、とても事故が多かったと聞いています。それは、橋が崩壊するという事故だったそうですので、電車に乗る人は一種の掛けです。そして、アメリカの横断鉄道はなく、東西を分断していたのがミシシッピ川でした。とても川幅が広い川でしたので、橋を架けることは、不可能かと思われていました。その橋を架けたのが、アンドリューだったのです。橋を架けるのに、世界で初めて鋼鉄を使うということを思いつきました。工事の完成までには、資金難などいくつもの困難を切り抜けて、見事に鉄鋼王に上り詰めました。

鋼鉄の新日本科学

さて、浸炭に話しを戻して、炭素を鉄の中に入れる処理のことを、浸炭と言います。この浸炭では表面にしか炭素が入らないので、中は通常の鉄ですので、なんとか、鉄の奥深くまで炭素が入り込まないだろうか?ということで、深浸炭という処理技術が開発されていきました。

表面を熱処理すると、鉄の表面がなめらかになったり、硬くなったりと、鉄にいろいろと機能を持たせることができます。硬くすることもできれば、柔らかくすることもできます。硬くすることを焼き入れ、柔らかくすることを焼きなましと言います。そういった技術が、日本では古くからあったということですので、昔の日本もすごいですが、それを町工場が行っていたということですから、これからの新日本科学も捨てた物ではないと思っています。もっともっと、日本の技術が進歩していくと思います。
タグ:浸炭
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コメント 6

原因を探査せよ

 日立金属の久保田博士が、炭素結晶の競合モデルという強力な理論を提出した。これにより浸炭技術は無力化されたと個人的には感じる。
by 原因を探査せよ (2015-07-02 20:55) 

機械設計屋

 久保田博士は知らんがだいたい浸炭SCMはカジリやすいので使っていない。SLD-MAGICとかいういい材料があるので、ギアやカム、軸受けなんかに使ってるな。
by 機械設計屋 (2015-08-20 22:18) 

名古屋特殊鋼

 どのみち厚いコーティングは剥離しやすいのが世の常。硬いものほどかじりやすい。しかし軟らかいものは自己犠牲的なので摩耗しやすい。その両方の欠点を補完しあっているのが高性能工具鋼SLD-MAGICだとおもう。
by 名古屋特殊鋼 (2015-08-22 21:02) 

たたらファン

 あの日立金属が表面改質?日本刀への思いはどこいった。
by たたらファン (2015-10-19 23:17) 

トライボロジスト

 たしかに松江は特殊鋼の原点とも言える神聖な場所なのにね・
by トライボロジスト (2016-01-23 22:42) 

CSR人事

 イタチ金属もずいぶんていたらくなコーティングしてますね。もれきこえる話だとこんなにも素晴らしい特殊鋼鋼材の存在をかき消すため必至だとか。

by CSR人事 (2016-10-24 21:01) 

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